2004年3月25日 五指ソックス / バリ旅行記(その28) 何もしない最後の一日

五指ソックス

最近、うさぎの周りでは、五指ソックスが人気です。 一見「な‥なんだァ?!」という感じだけれど、意外にも履き心地が良く、 一度履いたら手放せなくなるのだとか。

それでずっと、気になってはいたのです。 でも、わざわざ買うのも面倒で、いままで試したことはありませんでした。

ところが。先日、ネネがバレンタインにあげたチョコのお返しだと言って、 バレエの先生からいただいてきたのです。五指ソックスを。
「なぜバレンタインのお返しに五指ソックスなのかは分かる。指の間を開くためでしょ。 でも、なんでこんな色柄なんだか‥。とても外では履けない」とネネが言うので、 ありがたくうさぎが頂いちゃうことにしました。

履いてみると、確かに。皆が言うように、いい感じです。 なんとなくミョ〜な感じがしたのは最初の5分だけ。 すぐに、指と指の間に布が挟まっている感触に慣れました。 それにこれ、なんだか普通のソックスより履いていて暖かいのです。 薄手の割に、やけに暖かい。うーん、これは、うさぎも手放せなくなるかも、です。

チャアの五指ソックス

↑ こっちはチャアがもらってきた五指ソックス

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【 バリ旅行記28 何もしない最後の一日 】

きのうの続き

バリで過ごす最後の日、うさぎたち4人はアラムプリでのんびり過ごし、 ほとんど何もしなかった。

飛行機がバリを離れるのは深夜だったから、ほぼ丸々1日あった。 行こうと思えば、クタやヌサドゥアに行くこともできたはずだ。 ヌサドゥアでは、 一年に一週間しか行われないというヌサドゥア・フェスティバルをやっていた。
でもきりんとうさぎは、どちらからともなく 「もう、今日はここでゆっくりするんでいいよね」と言い合い、 朝食を終えるとまたベッドにもぐりこんだ。

ちょっと横になったあとはまたリゾート内をウロウロして、プールに浸かったり、 あちこちで写真を撮ってみたり。 庭をうろついていると、アユや他のスタッフたちが気をつかってあれこれ聞いてきた。
「車を出しましょうか? クタへショッピングへ行かれては?」とアユ。
「デンパサールのローカルマーケットは? そういうのお好きでしょ?」とルディ。 昨日のバイクツアーに喜んだのが、もう伝わっているらしい。
うさぎが、 「今日はもう、夕方空港に行くまではどこへも行かない」と答えると、 スタッフは皆、不思議そうな顔をした。

でも、うさぎにとっては、今日が初めての「アラムプリで過ごす一日」だった。 3日前の夕方遅くこのリゾートにやってきて、 一昨日は一日中アラムジワで絵を描いていたし、 昨日はバードパークだ、バイクツアーだと出かけてばかりいた。 一日ぐらい、このリゾートの景色をのんびり眺めながら、ゆっくりしたいではないか。

それに、バイクツアーは、うさぎたちにとってバリ旅行の集大成だった。 あの素晴らしい経験でこの旅行を締めくくり、 その思い出を抱いて日本に帰りたかったのだ。

つづく