トルコ語

「トルコ語文法 初級・中級」 東京外国語大学

 東京外大のトルコ語テキスト、やっと読み終えました。この週末、めっちゃ頑張った。自分、エライ!!

 この本は市販されておらず、外大の生協に電話で注文したものです。送料込みで、2000円くらいでした。

 「全国のトルコ語教室で使われる教本は、これがデフォ」といううわさも。ほぼ同時に複数の方から存在を教えていただきました。教室に通われている方にはお馴染みの本のようですが、独習者はそういう情報に疎い。教えてくださった方、本当にありがとうございます。

 サイズはA4。はっきり言って、かさばります。

ニューエクスプレスのちょうど倍の大きさ

 語学関係は、テキストもノートもA5サイズに揃えるようにしているわたしからすると、この本は収納・携帯に不便です。

 でもこの紙面の広さにはさすが、開放感がありました。余白も広く、文字も大きめ。書き込み式の練習問題が多いので、これくらい開きやすくないとストレスが溜まる。この学習するという観点だけからいえば、この大きさは正解でしょう。

 内容もたっぷり。一冊読むのに、少なくとも30時間はかかったと思います。

 練習問題が多い上にもってきて、とくに最後のほうは初めて知ることばかり。なかなか進みませんでした。今まで読んだ文法書と比べても、破格の網羅度。

 トルコ語テキストを20冊以上も読んできて、まだこんなに知らない文法事項があったとは・・・!! まったくトルコ語文法ってヤツは、奥、深すぎ!

 東外大言語モジュールの文法編に出てこない文法事項もたくさんありました。・・・てゆか、同じ東外大でありつつ、またしても格や動詞の呼び名が違うんですが・・・(汗)。たとえば-miş。東外大言語モジュールでは「完了形」、こちらのテキストでは「miş過去形」という名がついています。

 それでも言語モジュールとの違いはまだかわいいほう。他の本との違い・矛盾を挙げだしたらきりがない。

 内容は、よくも悪くも、教師がいることが前提の教室用テキストです。練習問題の答えはないわ、説明は驚くほどあっさりしてるわ、独習者にはちと辛い部分も。

 でも逆に、シンプルだからこそ読みやすい。母音調和や子音交替のバリエーションなんて、一度分かってしまえば、出てくるたびにいちいち並べず、この本のように一つで代表してくれたほうが清々しい。

 一つ一つの説明に大きなスペースを割かない分、網羅している範囲が広く、説明の隙間を、自分で補いながら読む本。だからメモ書きこみまくり。

 また、授業テキストの宿命か、系統立っておらず、一つの課に、格の説明と動詞の時制の説明が混在していたりするので、リファレンスには不向き。でもわたしは今後、文法リファレンスとして使いたいので、徹底的にインデックスを貼りました。

 その数、50枚以上。内容を整理し、このインデックスを貼るだけでも2時間以上かかったと思います。

 市販のインデックスは枠がうるさいので、ダイソーのタックシールを半分に折って使いました。これ、糊の強さがちょうど良く、貼り損ねても、きれいに貼りなおせるのが便利^^。

 あちこちの文法書に散らばっている例文や知識を、この本の余白に写し、今後はこの本を文法リファレンスの拠点として役立ってていこうと思います。

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