2003年6月21日 アクセスカウンター考 (その3)

ところで余談ですが、カウンターがらみで最近、衝撃的な事件(?)を目撃しました。
しばしば訪れていたサイトなのですが、最近URLを引越して、リニューアルしたんです。 で、カウンターもリニューアル。 そしたら、それまで5〜6万だったその数値が、いきなり30万台に‥!

これ、どう考えても尋常ではありません。
たとえYAHOOの「今日のオススメ」に選ばれたとしても、 6万だったアクセス数が短期間に30万になることはまずありえません。
超人気サイトなら、一日に数万稼ぐところもありますが、 そういうのは、ほんの一握りの超有名サイトだけで、 普通のサイトは一日数百アクセスも稼げれば御の字。 一日に数千稼ぐサイトも中にはありますが、 それはホームページ作成関連や壁紙などの超人気カテゴリのサイトか、 さもなければ各カテゴリの中心となるビッグネームサイトだけです。

そのサイトは、ごく普通のサイトでしたから、 カウンターの初期値を操作したとしか考えられません。 それは自分で設定できるのです。 カウンターを取り替えた際に前の数値を引き継げるように。 おそらくそのサイトは、 リニューアルを機会にカウンターの初期値を30万に設定したんでしょうね。

正直言って、最初これを見たとき、「ずっる〜い!」って思いましたね。 粉飾カウンターもいいところ。 普通のサイトから、カウンターの数字だけはビッグネーム並になっちゃった。

でもね、よくよく考えたら、もしかしたらそういうのもアリかな、って。
だって、別に

「これはカウンターです。ゼロから始めました」

ってどこかに書いてあるわけじゃないんだし。 トップページに並んでいる数字をカウンターだと考え、0から始めたと思うのは、 閲覧者の勝手な思い込みですもの。 カウンターを30万から始めようが、1000万から始めようが、 別に嘘をついているわけじゃない。ウェブマスターの勝手かもしれないな、って。 丁寧にサイトを見ていってもらうための、 ひとつのテクニックといえなくもないかもしれません。

まあね、一閲覧者の立場に立った場合には、 ただ笑って「やられた〜!」で済ませられますが、 同じウェブサイトを運営するものとしては、やっぱりちょっと複雑な気分ですけれどね。 だってそうでしょ? アクセス数というのも、サイトの価値を測るひとつの基準ですもの。 その指標でチョンボをしているサイトがあるのは、なんとなく面白くありません。 羨ましいような、妬ましいような‥。

もっとも、わたしが日ごろ宗としている信条に、

羨むくらいなら真似をしろ。
真似したくないなら羨むな。

というのがありまして、 これ、羨み・妬みの裏返しで人を非難しがちな己を諌めるためのものですが、 今回の件もこの信条に従い、寛大に受け流すしかないかもしれません。
だって、さすがに真似できないわよ、恥かしくって。
で、恥かしくて真似できないようなことを 羨み妬んで、あれこれ文句つけるのも情けないしねえ。

‥と言いつつ、結局羨ましいので、こうして日記に書いて発散してたりなんかして^^;。

みなさんはこういうの、どう思われますか?
こういうことも含めて、カウンターについての意識アンケートにお答えいただけると 嬉しく存じます。

アクセスカウンタに関する意識アンケート
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