2004年4月27日 Perl 一歩前進! お子様のご要望にお応えする編

ピンクの花

今日のわたしは、朝からとってもハッピーな気分です。 なぜって昨日、 ちゃあのデジカメ日記専用の掲示板を設置できたからです。

実はこれ、三日がかりの大仕事でした。 いえね、設置自体はそう難しいことではなかったのです。 いかにCGI設置の苦手なうさぎとはいえ、 かつてさんざCool Onlineのサポートの手を煩わせた甲斐あって(?)、 最近は掲示板の設置くらいはスムーズにできるようになった。 今回大変だったのは、CGIソースを書き換える必要があったからです。 そうです、perlコーディングの出番であります。

カキコするたびに家が大きくなる掲示板を設置してほしい」 というのが、そもそもチャアのご要望でした。 そして、そういう掲示板(k-board)が無料で配布されていることは分かっていました。

でもこれ、様々なバージョンがあるんですねー。 元々の配布元 がきわめて寛容で、拡張・再配布を制限していないため、 いろんな方がいろんな追加機能を加え、様々な方向に進化してきたんですね。

ところが、 ちゃあのイメージする 「屋根の色が選べて、管理人でなくても記事にレスがつけられる(マルチレス)」 バージョンは、見つかりませんでした。 以前はそういうバージョンがあったのですが、 それを配布していたサイトが、配布をやめちゃったんですね。 そこで、うさぎが腕まくりをすることになったというわけです。

幸いだったのは、個々の希望を満たすバージョン、つまり 屋根の色が選べるバージョンマルチレスが可能なバージョン ならば、あったこと。 改造といっても、この二つのバージョンをただドッキングさせればいいだけでした。 しかも、k-boardのソースはコメント満載で実に親切。 とても分かりやすくできています。

でもねー、perl初心者のうさぎにとっては、 これでも充分すぎるほどに高いハードルでした。 最初の2日間は、何がなにやらわからないままに、あちこちいじって、 「動かない〜、動かない〜!」とわめいていました。
でもそうこうしているうちに、perlのクセというか、発想がなんとなく分かってきて、 3日目の昨日、4時間昼寝をして英気を十分に養ったあと、 とほほのperl入門を片手に、 一気に仕上げました。 「こうすればこうなるはず!」というのが分かったところで、それを実行すると、 本当にそうなるんですね〜。 自分の思惑通りに動いたので、感動しました。 「アタシって天才?!」と、自分にうっとりしました。

思わず、再配布まで考えちゃいました。 そして、それを考えて、またうっとりしました。
だって、CGIの配布ですよ、"CGIの配布"!! まるでKent Webみたい〜! すごい〜! すごすぎる〜!!

でもま、それはチャアの掲示板を十分使いこんで、 不都合のないことを充分確認してから、ということにしました。

素晴らしいのは、今回の精進の成果が、 掲示板の設置だけにとどまらないということです。 今回養ったperlのスキルは今後、生かす場がたくさんある。 ここ一月ほど懸案だったhtmlファイルの自動生成も、 時間さえかければできそうな気がしてきました。

チャアにそう言ったら、彼女がまた、とても喜んでくれました。 チャアは、自分のせいでママに苦労をかけている、と気にしていたんですね。 「チャアのためだけでなく、ママの勉強にもなってよかった」と言っていました。

更に、わたしは今回の一件には、もう一ついいことがありました。

わたしはかつて、C言語のプログラマでした。 でもそれは、週休二日制と初任給の額に惹かれて選んだ仕事であり、 わたしにとって一生やってきたい仕事ではありませんでした。 もっともっと、自分は何をやりたいかを見極めてから、就職を決めればよかった。 20代前半の大事な時期を、 本当に自分のやりたいこととは別のことで費やしてしまったことに、 これまでずっと、心のどこかで後悔していました。

でも、若い頃に叩き込んだC言語の発想が、今になって役に立ち、 人生に無駄なことなんて、一つもないんだな、って思いました。

わたしはよく「前向きな性格だね」と言われます。 実生活においても、ネットでも。 おそらく、威勢のいいことを言ったり書いたりするので、そう思われるのでしょう。

でも残念ながら、実際のわたしは、"前向きな性格"とはいえません。 そうありたいと願ってはいますが、実際はかなりのネガティブ思考です。 悲観的で、明るい未来を頭に思い描くことは苦手、 いやなことはなかなか忘れることができず、コンプレックスの塊です。

そして、だからこそ、威勢のいいことを言うのです。 わたしが言ったり書いたりする言葉は、 "わたしが信じていること"ではなく、"わたしが信じたいこと"です。 自分の言葉で一生懸命励まさないと前に進めないから、 精一杯、威勢のいい言葉を口にするのです。

尤も、「でも、そうやって前に進もうとするところが、すでに前向きなのでは?」 と言われることもあり、そう言われると、ちょっと嬉しい。
「エヘヘ、そうかな? そうかなっ?! その言葉、信じちゃおっかな〜??」 という気分に、一時なります。

そして「ウソから出たマコト」のごとく、 最近、本当に前向きになってきたような気がします。
特に今日は。

今朝は、ホットケーキを焦がしたことくらいで落ち込みません。 実は、あとになってから マルチレスと屋根の色変更の両方をサポートしているバージョンも見つけちゃったけれど、 それでも落ち込まない。

だってperlがちょっと分かるようになったんだもん!

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