うさぎの英語多読・多聴メモ その8

英語の多読・多聴リストその8(240万語〜300万語)です。 本で読んだもの、CDで聞いたものを区別せずカウントしています。 (総語数が1000語以下の本と再読・再聴は除外)。

は、わたし自身の気に入り度です。 が多いほど、面白かった、読んでよかったものです。

部分に下線がついているものは、 SSS書評システムへのリンクが貼ってあります。 他の方の感想・評価が読めますので、本選びの参考にどうぞ。 ネタバレや、詳しすぎるあらすじが書いてあることもあるので、注意が必要ですが、 本を読んだ後に他の人の感想を読むと、自分と違った見方を発見することもでき、楽しいです。

書名にはAmazon.co.jpへのリンクが貼ってあります。 アマゾンでも書評が読めます。

日付本の内容レベル
語数
1/28 The House in the Picture and Abbot Thomas' Treasure

★★★★

The House in the Picture and Abbot Thomas' Treasure

美術館用の美術品購入担当の主人公は、ある日、奇妙なエッチングの購入を業者から持ちかけられる・・・。 怪談2編を収録。

いずれも古典的な怪談にふさわしく、アンティークな雰囲気たっぷり。 ただオチがいまいちあっけなかったかな? 怪談にオチを求めるっていうのもヘンですが。 そんなに怖くはありませんでした。

MMR2
(Y1.8)

8828
1/30 The Trumpet-Major

★★★★★

The Trumpet-Major

ナポレオン軍の上陸を恐れるトラファルガー海戦前夜のイギリス。 中産階級の娘アンがひそかに思いを寄せる男性とは・・・。

ヒロインのアンへの接し方に、陸兵・海兵・義勇軍の3タイプの兵士の気質がうまく表れていました。 トランペット・メイジャー、カッコよすぎ!! こういう物語は大好きですが、この語数に簡約するのはちょっと無理があるかも。 いつか原作で読んでみたい。

MMR2
(Y1.6)

9412
1/30 More Perfect Than the Moon

★★★★★

More Perfect Than the Moon

姉・兄から日記を書く習慣を受け継いだキャシー。 想像の翼をはばたかせ、兄・姉とは違ったタイプの日記を書くが・・・。。 サラシリーズ第4弾。

いつも心が震えてたまらないこのシリーズ。 初めて最後まで一度も泣かずに読めました。 日々繰り返される生活と、変わりゆくもの。 3巻までにこの家族が築きあげてきた穏やかな日常が描かれ、心休まる一冊でした。

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(Y3.5)

9301
1/31 Robinson Crusoe

★★★★★

Robinson Crusoe

裕福な家庭に何不自由なく育ったが、海に呼ばれ、冒険の旅に出るロビンソン。 しかし航海には難破がつきもので・・・。

無人島生活で有名な「ロビンソン・クルーソー」。 でも意外と一人で暮らしていた時期の記述は少なく、仲間を増やしていくところからが長かったのが意外でした。 主人公の人柄も意外。勤勉で緻密、用心深い印象を受けました。

PGR2
(Y2.5)

9711
1/31 The Knights of Silversnow

★★★★★

The Knights of Silversnow

いよいよジュディの引っ越しの日。 やるべきか、やらないべきか。エリックのとった選択は・・・。

「秘密のドルーン」16巻目。いままでで一番面白かった・・・! このシリーズはちょっと思い付きで話が進むようなところがあるのだけれど、 今回は伏線がしっかり生きていて、緻密な構成でした。新キャラも好き。

SDR
(Y3.8)

13028
2/1 The Double Bass Mystery

★★★

The Double Bass Mystery

イギリスからバルセロナにやってきたオーケストラ。 ダブルバス奏者ののペニーは、自分の学期が輸送中になくなり、ブルーな気分に。

人も死ぬ話を、こんなに気楽に読んでしまっていいのか? と思えるほど、気楽に読める推理モノ。 複雑なトリックがあるでもなく、ご都合主義なゆるい展開ですが、 終始主人公の目線で語られているので読みやすかったです。

CER2
(Y2.7)

8348
2/1 Dream Thief

★★★★

Dream Thief

いい気分でヒーローになっていた楽しい夢に、突然恐ろしいドラゴンが介入し、 突然悪夢に変わってしまい、エリックは・・・。

「秘密のドルーン」17巻目。 前巻の最後からこの巻の最初までの間に話に飛躍があり、最初は状況がつかめず、サッパリ。 流されるままに読み進めると、後半で突然ストーリーの風向きが変わり、また「ハイ?」ってかんじに^^;。

SDR
(Y3.8)

13240
2/2 Search for the Dragon Ship

★★★★

Search for the Dragon Ship

魔法の力を手に入れ、有頂天で使うジュディに、エリックはヒヤヒヤ。 そこへサッカーボールが光り出し・・・。

「秘密のドルーン」18巻目。 ピーンチ!な状態で、フッフッと風向きが変わるのが面白い。 ところで16巻目と17巻目の間に特別編があることを発見。道理で話が断絶していたわけです。

SDR
(Y3.8)

12540
2/3 Grandfather's Dance

★★★★★

Grandfather's Dance

キャシーの手で綴られる、大草原で行われるアンナの結婚式の様子。 そしてもう一つの結婚式も・・・。 世代の交代を描くサラシリーズ第5(最終)弾。

些細な行動に、ふとした心の動きが隠されている。 子どもが読んで分かるのか、と思うほど、リリカルで繊細な描写。 一つ一つの言葉の大切さを教わりました。 辛すぎて読み返せない巻もあるけれど、この物語に出会えて本当によかった。

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(Y3.5)

9355
2/3 The Coiled Viper

★★★★

The Coiled Viper

新しくできた図書館で調べものをするエリック・ニール・ジュディ。 過去の新聞や映像で、恐れていたものをついに発見してしまう!

「秘密のドルーン」19巻目。 ドルーンの世界だけで閉じていた危機がついにこちらの世界にも・・・! つじつまが合わないところは多々あれど、目まぐるしい展開を追うのに忙しくて、 「ま、いっか」って思えるシリーズ(笑)。

SDR
(Y3.8)

12460
2/3 Wyatt's Hurricane

★★★★★

Wyatt's Hurricane

Mabel(ハリケーン・メイベル)とrebel(反逆者)Favel。 なぜか韻を踏んだ二つの大異変が街を襲う?! 気象予報士ワイアットと仲間たちの活躍。

ハラハラドキドキ、すごい臨場感。 一気に読みました。 いやー、面白かった!! よく考えると実は悲惨な状況なんですけどね。 でもフェイベルがカッコよすぎで、反乱軍にモロ肩入れ・・・。

OBW3
(Y3.2)

10500
2/4 Marco Polo and the Silk Road

★★★★★

Marco Polo and the Silk Road

シルクロードはいつから存在したのか。名前が付けられたのはいつか。 マルコポーロの時代を中心に、シルクロードの昔と今を解説。

「東方見聞録」の英名称「The Description of the World」から始まって、 なんとなく知っていた知識が洗い直されてく快感を覚えました。 オールカラーで、読んで楽しく見て楽しい本。 CD付もあり。

OBW2
(Y2.7)

6700
2/4 Seasons and Celebrations

★★★★★

Seasons and Celebrations

クリスマス、バレンタイン、ハロウィーンなど、 イギリス・アメリカを中心とする英語圏の季節のイベントの由来や祝い方の紹介。

「エイプリルフール」は、それまで4月1日だった正月を1月1日に祝うというフランス王のお触れを 知らなかった人びとをからかったのが最初・・・など、トリビア満載! 断片的に知っていたことも、体系的に整理されたように思います。 オールカラーの写真もきれい。 CD付もあり。

OBW2
(Y2.6)

6508
2/4 Animals in Danger

★★★★

Animals in Danger

人間による環境破壊が原因で絶滅寸前の動物たちと、絶滅から守ろうとする人間の営みの紹介。

内容自体には興味を引かれるのですが、説明がどこかぎこちなく、振り回される感じで、 読むのに無駄なストレスを感じました。 野生動物の写真はとても美しい。 CD付もあり。

OBW1
(Y1.8)

5140
2/5 Anita's Big Day

★★★

Anita's Big Day

今日はアニタの女優オーディションの日。 ボーイフレンドのダンがスタジオまで送りに車で来てくれますが・・・。絶版。

えー、事故起こしそう〜! 危なーい! ・・・なんて最初はハラハラして読んでいたら、 全然そういう話じゃなかった(笑)。 このレベルでこの面白さは希有。 文章で笑え、イラストでなるほどと思える偉大な一冊(SSS書評参照)。

PGR0
(Y0.8)

900
2/5 The Book of Heroic Failures

★★★★

The Book of Heroic Failures

ローマのつもりがニューヨークに降り立ち、二日間それに気付かなかった男など、 グレイトすぎる古今東西の失敗談集。絶版。

いやー、分かる〜、分かる〜。 一度思いこんでしまうと、ちょっとヘンだなと思ってもそのまま突っ走ってしまうんですよね〜。 それが気付いたらとんでもないことに! わたしもこういう本のネタにされないように気をつけよう(笑)。

PGR3
(Y3.2)

5300
2/5 Death of an Englishman

★★★★

Death of an Englishman

イタリアのフィレンツェでイギリス人が殺される。 駆け出しの機動隊員(警察のような仕事をする)バッチは、一人で現場に急行する・・・。

最初は異様な違和感を感じ、もう何が何だか・・・。 実はその違和感が真相に結びつくんですが。 推理小説ですが、謎ときより、社会層の壁の厚みを描いた切ない小説(簡約)。

OBW4
(Y3.8)

14815
2/6 Forrest Gump

★★★★★

Forrest Gump

知的ハンディキャップがあるフォレント・ガンプ。 でもフットボールはピカ一、戦争では勇敢さを表彰され、宇宙飛行士になり・・・。

映画「フォレスト・ガンプ」のノベライズ。 これはぜひ映像で見てみたい〜! 主人公の飄々とした雰囲気やミスマッチさが、映像だときっともっとダイレクトに伝わってくると思うので。 CD付もあり。

PGR3
(Y3.2)

9119
2/6 First Wave #1 Subject 117

★★★★

First Wave #1 Subject 117

結婚を機会に泥棒稼業から足を洗い、真面目に生活していたケイド。 でもあるとき幻聴が聞こえるようになり、周囲に異変が・・・。絶版。

同名のテレビドラマの一回目のノベライズ。 エイリアンの謀略。 話は中途半端で終わってしまいますが、ドラマのカラー写真が入っているし、 スピーディに読めて、面白かったです。 できれば続きが読みたい。

PGR2
(Y2.4)

6600
2/6 Dante's Peak

★★★★

Dante's Peak

ハリーは火山の研究家。火山の噴火を警告するが、上司はとりあってくれない。 火山は噴火するのか。近くの街ダンテズ・ピークの運命は・・・。

同名映画のノベライズ。 ハラハラしながら一気に読みました。 ただ、ハリーの主張の根拠、上司が信じない根拠があいまいで、そこがリアリティに欠けたかな。 CD付もあり。

PGR2
(Y2.4)

7677
2/7 Rebecca of Sunnybrook Farm

★★★★★

Rebecca of Sunnybrook Farm

20世紀初頭のアメリカ。 お喋りで空想が大好きなレベッカは子だくさんの実家を離れ、二人の叔母のもとに預けられる・・・。

「少女レベッカ」の簡約。 主人公の性格といい、設定といい、「赤毛のアン」と酷似した内容でしたが、こちらのほうが出版が先。 ちょっとご都合主義なところもありますが、気楽に読めて面白かったです。

SCS
(Y3.5)

17000
2/7 Anne of Green Gables

★★★★★

Anne of Green Gables

20世紀初頭のカナダ。 農作業の担い手を求め、孤児院から男の子を引き取ったつもりが、 やってきたのはお喋りな女の子だった・・・。

「赤毛のアン」の簡約。 うーん、似ている。「少女レベッカ」に話はそっくり。 ただ、一ページ目からこぼれ落ちるような瑞々しい表現、ウィットにびっくり・・・! いつか絶対、原書を読んでみたい!!

SCS
(Y3.5)

17000
2/8 Ireland

★★★

Ireland

美しい自然と、音楽、伝承、文化の国アイルランド。 バイキングの襲来や、血を血で洗う宗教・政治闘争の歴史。

歴史解説には流れがありましたが、 街や文化は詰め込み過ぎて、名前の羅列になってしまっている箇所も。 もう少し情報を絞り込んでもよかったのでは。 カラー写真はきれい。 CD付もあり。

OBW2
(Y2.6)

7120
2/9 Little Men

★★★★★

Little Men

「若草物語」の続編。 結婚し、二児の母となったマーチ家のジョーが始めた学校での男の子たちの楽しい生活と騒動。

日本の学校は、えこひいきをせず、みんな平等に扱うことに心を砕いているけれど、 ジョーの学校は逆。生徒一人ひとりにそれぞれ特別な配慮をします。 そこがいい! すごく楽しそう。わたしもこんな学校に通いた〜い!

SCS
(Y3.5)

17000
2/9 Pollyanna

★★★★★

Pollyanna

両親を病気で失い、金持ちの叔母に預けられることになったポリアンナ。 持ち前の明るさで、周囲の人びとを癒してゆく・・・。

1913年アメリカ。「少女パレアナ」の簡約。 少女自身より、周囲の大人が成長していく物語。 ちょっと鼻につく部分もあるけれど、謎あり、ロマンスありで面白かったです。 ポリアンナ効果ポリアンナ症候群という言葉があるようです。

SCS
(Y3.5)

17000
2/10 Ballet Stories

★★★★

Ballet Stories

「シンデレラ」「コッペリア」「眠れる森の美女」「白鳥の湖」「くるみ割人形」など、 バレエの演目になる8つの物語集。

バレエを見るための基礎として書かれたと思いきや、 物語のひとつひとつは、原作に忠実でもなく、バレエ用アレンジ版でもなく、 どこか現代風な味付け。 新鮮でした。

SCS
(Y3.5)

17000
2/11 The Big Sleep

★★★★

The Big Sleep

20世紀前半のロサンゼルス。 私立探偵フィリップ・マーロウは、億万長者から、恐喝の解決を依頼されるが、 張り込み中、殺人が起こる。

マーロウもの3冊目。 今回も、探偵の行動の根拠が分からず、振り回されているうちに、めでたく事件解決^^;。 それがこのシリーズの特徴なんだね、きっと。ウン(笑)。 さし絵はいまいち。朝ヒゲをそる前のマーロウなんて見たくないーー!

OBW4
(Y3.8)

15960
2/11 Lorna Doone

★★★★★

Lorna Doone

17世紀イギリス。無法者に父親を殺された農民の少年ジャン。 復讐を誓うが、はからずも、無法者一家の娘に恋をしてしまう・・・。

古典の簡約。 最高ーーーに面白かった!! 6つ星つけたい! 特に裕福ではないが、何者にもこびへつらわない誇り高き独立自営農民の気概がさわやかでした。 小説が書かれたのは19世紀後半。 MMR2PGR4にも簡約あり。

OBW4
(Y3.8)

17000
2/12 The Magic Escapes

★★★★

The Magic Escapes

黒い階段を上ってゆくロード・スパーを追いかけて、エリックがたどりついた先は・・・。ここはどこ?!

「秘密のドルーン」特別編1。 特別編といっても番外編ではなく、16巻目と17巻目の間の巻。 紛らわしい名前の付け方するの、やめようよー。 エリックとスパーのやりとりが面白い。 謎だったいきさつも分かって満足^^。

SDR
(Y3.8)

16894
2/13 In the Ice Caves of Krog

★★★★

In the Ice Caves of Krog

気力充分、指先から銀色ビームが出るようになったエリック。 怪物を追う彼らの前に謎のプリンスの影が・・・。

「秘密のドルーン」20巻目。 またまた魅力的な新キャラ登場。 話の流れに意外性もありました。 作者の力量が上がったのかなあ? 巻を追うごとに話の完成度が少しずつ上がっているような。

SDR
(Y3.8)

11365
2/13 Flight of the Genie

★★★★

Flight of the Genie

プリンスからもらった瓶の中には、街が入っている?! しかもその街にホジャがいるらしい?!

「秘密のドルーン」21巻目。 壺の中から砂漠に甦る街、囚われのジン。活気ある市場、ブルーのモザイクタイル、 アヌビス神みたいな犬顔のガードマンもいて、全体的にアラブ〜な味付け。 さし絵は画家が変わったような。

SDR
(Y3.8)

12667
2/14 Wizard or Witch ?

★★★★

Wizard or Witch ?

ある朝突然、邪悪な魔法・赤いビームを発射するようになってしまったわたしの手。 しかも城にはスパーが・・・! わたしが招き入れた? まさか・・・。

「秘密のドルーン」特別編2。 21巻と22巻の間の巻。 いつもとは違い、キーア姫の独白調。 なんとなく「Sarah, Plain and Tall」に似た文体。 主力メンバー勢ぞろい。これまでのストーリーが復習できました^^。

SDR
(Y3.8)

18000
2/14 The Scorpion King

★★★★

The Scorpion King

古代都市ゴモラ。滅ぼされた種族の生き残りマサイウスは、 魔導師とつるんで世界征服をたくらむメムノンの軍勢に立ち向かう。

同名映画のノベライズ。 ロマンスあり、友情あり、笑いあり。 たくさんのカラーシーンを見ながら読んだら、 映画の臨場感が味わえました。 映画は戦闘シーンが多くて怖そうだから、 本で読むくらいがわたしにはちょうどいい^^。

PGR2
(Y2.4)

6936
2/15 The Isle of Mists

★★★★

The Isle of Mists

学校にいるエリックたちのもとにサラマンドラが現れる。 彼女の意図は一体・・・?!

「秘密のドルーン」22巻目。 3つのアイテムはすべて悪玉に奪われ、ドルーンは一体どうなっちゃうの?! ・・・と思ったら、最後はアッと驚く展開に!! うそー! うそー! うそーーー!! すぐ次の巻へGO!!でした^^。

SDR
(Y3.8)

12450
2/15 The Fortress of the Treasure Queen

★★★★

The Fortress of the Treasure Queen

ドルーンから鳥のオブジェを持ち帰ってしまったエリック。 その代わりにドルーンへ去ったものを取り戻さなくては・・・!

「秘密のドルーン」23巻目。 こーれは面白いことになってきた!! これまでのナゾが一気に解け、納得。 こんなに骨太な構想があっただったとは〜〜! これまでの話はいわば序章。23巻目にして本編に突入とは壮大すぎ^^;。

SDR
(Y3.8)

12599
2/16 The Race to Doobesh

★★★★

The Race to Doobesh

ポップコーンの中から「ドラゴンを探せ」という声が。 ドラゴンって、どのドラゴン? まさかあの怖いやつのこと?! 

「秘密のドルーン」24巻目。 ヘ〜ンな魔物には変身するわ、新キャラ・新アイテムは増えるわで、賑やかな巻。 一進一退だった以前と比べ、エリックたちが確実に前進してゆく様子がすがすがしい。

SDR
(Y3.8)

14428
2/16 The Riddle Of Zorfendorf Castle

★★★★★

The Riddle Of Zorfendorf Castle

こっちの世界に戻って来ても、魔力が使えるエリックとジュディ。 最近ポカが多くてドルーンの存在を他の人に知られそう・・・。

「秘密のドルーン」25巻目。 意表を突くバカバカしい展開に笑ったり、 登場人物の心情にしんみりしたり。 最近本当に面白くなってきました。 この物語はもうやめられない。最終巻まで読むことに決めました。

SDR
(Y3.8)

13820
2/17 World Wonders

★★★

World Wonders

「イグアスの滝」「アンコールワット」「兵馬俑」「京都」「オーロラ」など、 世界的文化建造物や大自然の紹介。11項目。

一つ一つの単元は短く、小学生の調べもの程度の内容。 ただ写真がきれいで、興味をそそられるきっかけにはなったかな。 ヌーの大移動やグランドキャニオンなどについて追加調べをしました。 CD付もあり。

OBW2
(Y2.6)

6738
2/17 Cranford

★★★★★

Cranford

19世紀イギリス。クランフォードは中産階級の女性が牛耳る田舎町。 一見なにも変わらないように見えるけれど・・・。

厳然と区切られた階級社会も、徐々に階級間の風通しを余儀なくされてゆく。 PGR3にも簡約がありますが、 OBW4のほうが風刺が効いていて可笑しい。 ただ、その可笑しさを逃すまいとすると、すごく疲れる。 多読向きではないです。

OBW4
(Y3.8)

15015
2/18 Ghost Stories

★★★★

Ghost Stories

いつの間にか一人増えてる暗闇かくれんぼ、霧の中のおじいさんなど、 さまざまな時代に書かれた6編の幽霊譚。

OBWレベル5初挑戦の割に読みやすかったです。 怖い話、怖くない話、怖い幽霊、親切な幽霊など、いろいろ。 話によって時代もさまざまなので、時代を示すキーワードを入れてほしかった。 最後のお屋敷の話が好き。

OBW5
(Y4.5)

22720
2/18 The Horse Whisperer

★★★★

The Horse Whisperer

事故で片足を失った少女グレースと、暴れ馬と化した愛馬。 彼らを癒すため母親のアニーは遠路はるばる馬の調教師を訪ねる・・・。

映画「モンタナの風に抱かれて」の原作の簡約。 結末は違うようです。 動物と少女の感動的な触れ合いドラマかと思ったら、意外な展開にビ〜ックリ!! 前向きで行動力があり、いつも確固として迷いがないアニー。 でも・・・、自責の念ってもんはないんかい? CD付もあり。

PAR3
(Y3.5)

19775
2/19 Rogue Trader

★★★★

Rogue Trader

1995年、英国王室御用達の名門銀行ベアリングズはなぜ破たんしたのか。 破たんの元凶と言われたトレーダーの手記(簡約)。絶版。

株価の暴落と共に、膨らんでいく損失。 隠ぺい工作もあったとはいえ、一介の若手社員に巨額の資金を送り続けた経営陣の無責任さ。 サラリーマンにしては破格のボーナスも、彼に一任された投資額の大きさに比べると、ささやかに思えました。

PGR3
(Y3.2)

13000
2/19 Red Dog

★★★★

Red Dog

レッドは特定の飼い主をもたず、ヒッチハイクで西部オーストラリアを旅する犬。 でも彼を車に乗せるときにはご用心、窓を開け忘れないように!

オーストラリア版忠犬ハチ公。 1970年代に実際にいたのだそう。 ハチ公と違うのは、待つタイプではなく、行動派だったこと。 さすが、犬の気風もオーストラリア(笑)。 人々のセリフがオーストラリア英語っぽいのも素敵。 CD付もあり。

OBW2
(Y2.7)

7662
2/20 England

★★

England

世界各国から多彩な人々が移り住んでいる、イギリスの主要部イングランドの多彩な魅力の紹介。

固有名詞が多く、内容はありきたり。 固有名詞を変えたら、そのまま日本の紹介になりそう。 イングランドの特徴が全く分からなかった。 唯一の収穫は、イギリス版モンサンミッシェルの存在を知ったことぐらい。 CD付もあり。

OBW1
(Y1.6)

4640
2/20 A little Princess

★★★★★

A little Princess

19世紀後半のアメリカ。 父のもとを離れ、寄宿学校にやってきたセーラ。 裕福な家の子が集まる学校の中でも彼女は特別待遇だったが・・・。

「小公女」の簡約。 かわいそうな話だった記憶がありましたが、どうしてどうして、やられっぱなしじゃない、戦うプリンセスでした。 夢見がちで想像力豊かなヒロインのルーツ、ここにあり。 CD付(ペーパーバック)もあり。

SCS
(Y3.5)

17000
2/21 Great Expectations

★★★★★

Great Expectations

鍛冶屋の甥っ子ピップは、美しい金持ちの少女エステラと出会い、 庶民を脱し、紳士階級になりたいと願う。

ディケンズ作「大いなる遺産」の簡約。 昔、日本語で読んだときの印象と全く違ってビックリ。 当時は金持ちになることがゴールの成功物語だと思っていた気が。 今は「真の紳士とは何か」がテーマの物語のように思えます。

SCS
(Y3.5)

17000
2/21 The Secret Garden

★★★★★

The Secret Garden

両親亡き後、伯父の家に預けられることになった10歳の少女メアリ。 その広大な屋敷には秘密がたくさん隠されていた・・・。

1909年イギリス。「秘密の花園」の簡約。 子どもの頃から大好き! 英語で読むのは初めてですが、なんて美しい物語なのでしょう。 他の名作のヒロインに似ず、メアリは普通の女の子。そこも好き。 CD付(ペーパーバック)もあり。

SCS
(Y3.5)

17000
2/22 Who, Sir? Me, Sir?

★★★★

Who, Sir? Me, Sir?

担任教師の思いつきで、名門私立と4種目競技で対決することになってしまった4人組。 女の子とシーク教徒とツッパリと弱虫のデコボコチームは・・・。

走る・水泳はまだいいとして、乗馬・射撃があるので、努力だけでは勝負できない。 お金もないと、というのが切ない。 良家の子弟VS普通の子。 「普通」という言葉が内包するバリエーションの広さに妙に感心させられた一冊。

OBW3
(Y3.2)

10295
2/24 The Joy Luck Club

★★★★

The Joy Luck Club

古いしきたりの中国から自由なアメリカにやってきた4人の女性と、アメリカで生まれた彼女たちの娘たちの人生と葛藤。

母と娘に挟まれたわたしには、分かりすぎて辛すぎました。 どんなにもがいても、母の価値観から逃げ切れない娘の辛さ。 もがく娘に、自分の人格を全否定された気分になる母の辛さ。 母と娘は、似ているからこそ辛い。 この人たちはまだ、それを文化・世代の違いに転嫁できるだけラッキーだと思いました。

OBW6
(Y5.5)

31120
ここまで361冊。総語数:3007,060

初稿:2012年2月10日
最終更新日:2012年2月25日

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