 
	ゆうべ9時半ごろ、アラモアナSCからホテル近くまでバスに乗って帰ってくると、 ちょうどバスを降りたところでねねちゃんが目をさました。 部屋に帰り着くと、ねねちゃんに食事をさせて、みんなで寝たのはもう11時半ごろだった。
	なのに。ねねちゃんとママはまた、まだ「朝」とも呼べない3時半に目が覚めてしまった‥。
	パパだけはぐうぐう眠っている。まったく適応力のあるパパが羨ましい。
	なんとかもう一度眠ろうと1時間半ばかり努力はしてみたけれど、ダメだった。
	それで、朝っぱらからねねちゃんとママはお風呂に入り、そのあとゆうべテイクアウトしてきたタコスを食べ、
	部屋で遊んだりした。
	このペースだと、きっとあとでお昼寝が入るんだろうな。
	起きていても何もできないような時間に起きていて、昼間に寝るなんて、せっかくハワイにいるのに、
	なんて勿体ないんだろう。
	
外は5時には真っ暗だったけれど、6時には夜が明けた感じになった。 7時になると、パパも目を覚まし、朝のワイキキを散歩してから"ペリーズスモーギー"に朝食を食べに行った。
	"ペリーズスモーギー"は、ガイドブックに載っていたレストランだ。
	ちょっとビーチからは離れたバス通り沿いにあるのだけれど、安くておいしいと評判なだけあって、とても混んでいた。
	席は屋内の一番奥にやっと確保したけれど、ビュッフェエリアは長蛇の列! 
	ママとねねちゃんはパパが料理を取ってくるのを席でじっと待っていた。
	
	しばらくして、やっとビュッフェから戻ってきたパパは、皿にどっさりとフルーツとドーナツばかり盛ってきた。
	なんでも、ベーコンやウィンナの前は特に混んでいて、近寄れなかったのですと。ほんとかなあ?
	ちょっとがっかりしているママを尻目に、好物ばかりをテーブルに並べて、パパとねねちゃんはご機嫌だった。
	パパなんて、今朝はちょっとお腹が痛いと言っていたのに、そんなことはすっかり忘れちゃったらしい。
	がぜん張り切って、フルーツばっかり、びっくりするほどたくさん食べた。
	取ってきた分がなくなってしまうと、長蛇の列に並んでまた取ってくる、そういう勢いだった。
	別に珍しいフルーツがあったわけではない。パイナップルとか、わりと普通のフルーツばかりだったのだけれどね。
	ねねちゃんも、口のまわりをチョコレートだらけにしながら、ドーナツをいくつも食べた。
	パパに似て、甘いものには目のないねねちゃん、とびきりハッピ〜な笑顔。
	いつもだったら、甘いものを一度にこんなにたくさん食べさせてはもらえないものね。
	ママはいつもよりもちょっと甘い。だってここはハワイだものね。