アリゾナとハワイ島に聖地を訪ねて
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一日目 : 砂漠の街フェニックス

セドナにて
セドナにて

暑い〜!

サンフランシスコ(SFO)で乗り継いだ私たちは、 順調にフェニックス・スカイハーバー国際空港(PHX)に到着しました。 SFO−PHX間のフライトタイムはおよそ2時間。 時差も1時間あります。

外へ出てびっくり! 想像はしていたけれど、暑い‥。 日差しがじりじりと刺すように暑い‥。 まだ3月だというのにこの暑さ。 気温は20度以上あるでしょう。 みんなかばんの中に折りたたんでいた帽子を取り出してあわててかぶりました。 年間晴天日300日、さすがにThe valley of the sun(太陽の谷)の別名を持つ街だけのことはあります。

今回の旅行では、はじめて『ネバーロスト』付きのレンタカーを使ってみました。 ナビゲーションのことです。Never lost(絶対迷わないぞ)とはなんと頼もしい名前でしょう!

ネバロス君のおかげで、空港からおよそ40分ほどで、スコッツディールにあるホテルに無事到着です。 ここスコッツディールはフロリダと並んで全米でも有数の避寒地・リゾート地としてたいへん人気があります。 広大な敷地の中にゴルフ場やプール、ショッピングモールが備わった巨大リゾートホテルがよりどりみどり、 おまけに高級住宅街でもあります。 緑が多くて、道が広々していて、お店もみなきれいで高級そう。

我が家のホテルは残念ながらそんな高級巨大リゾートホテルとはなりませんでした。 アリゾナはこの時期まさにトップシーズン。 年間でいちばん宿泊代が高い時ゆえ、5つ星☆ホテルは完全に予算オーバー。 3つ星☆クラスがやっとのことでした(^^;)

サマーフィールド・スィーツ・ホテルは メインストリートのScottsdale Roadから2本目のDrinkwater Blvd.にあり、 歩いてスコッツディール・ファッションスクエアにアクセス可能です。 3階建てで回廊式になっており、部屋のそばまで自分の車を乗りつけることができます。 2ベッドルーム+フルキッチン+リビングルームの部屋。 部屋は少し暗いかんじ。 お値段は$230ぐらいだったと思います。

このホテル、ゲストハウスでのComplimentary (無料)の朝ごはんがとても充実していました。 パンケーキやトーストはもちろん、 卵料理やハム類、サラダにフルーツ、ヨーグルト、オートミールにシリアルがそれぞれ種類も豊富に用意されていて、 食いしん坊の私は笑顔がこぼれっぱなし! 他の有名なモーテルの朝食とは比べ物になりません。 こんなことがすごくうれしいんですよね。

また特筆すべきは月曜〜木曜の午後5:30〜7:00に設けられているSocial Hourのサービス。 同じくゲストハウスで簡単なおつまみ(フライドチキンやサラダ、ポテトなど)と飲み物が頂けます。 ビールもあるので、大のおとなもみんな並んでうれしそうにビールを飲んでいました。 (ただしアルコールは一杯ずつだけだったような?) 少食のかたならこれだけでお夕飯は充分かもしれません。

私たちはここに最初の一泊をし、次の日はセドナで一泊、その後またスコッツディールに戻って2泊という予定。 フロントに行くと
「こちらの手違いで、今日だけ別々の部屋をお取りしてしまいました。」と。
が〜ん!! 7人がいっしょに泊まれないといろいろと面倒なのよね‥。

満室だというし、仕方がない、あきらめて今日だけは1階と2階に分宿となりました。 そのかわりお詫びということで、部屋代はもちろん1部屋分だけということになりました。
「あさってまたここに泊まるけど、大丈夫?」としっかり釘をさしておきました。

そこへSさんの登場!
今夜は地元で人気のおいしいレストランに案内してくれるということに。 Sさんの運転するカッコイイオープンカーでCamelback Rdを爽快にドライブ! この街にはこんなハデなオープンカーがよく似合うんですよね〜。 フェニックスのダウンタウンにあるビルトモア・ファッションパークというショッピングモールにそのレストラン『チーズケーキファクトリー』はありました。 人気があるだけあって、待ち時間が20分。 でもSさんとぶらぶらとあたりを散歩しているうちに順番はすぐやって来ました。

とにかく量がアメリカンサイズ。 どれも大きなお皿に山盛り状態。 私は名前が気に入って《ナバホサンドイッチ》をオーダー。 インディアンのパンは揚げパンなので、これも揚げたパンの間に肉、野菜がごっそり入っているものでした。 もちろん食べ切れましぇん。 いつものことですが、アメリカでは7人で5人分オーダーする、という鉄則はかわらないようです。 ステーキやパスタも頼みましたが、どれも味が良くて、本当においしかったです。

彼女はアリゾナに来る以前はコロラドや西海岸に長く住んでいたそうですが、 今は暖かくて暮らしやすいこの街がいちばんのお気に入りとのこと。
「でも夏の暑さには、慣れるまでは参りました」と。 そう、ソノラン砂漠のド真ん中の街フェニックスは、 6月から8月にかけては連日40度を軽く越す日が何日も続くそうです。
「そんな日は外に出なければいいんです。」
なるほど、これが地元民の夏の過ごし方らしいです。
「朝の5時からゴルフをやって9時ごろあがれば、夏でもゴルフは出来ますよ」
「暑いけど、ホテルはお安くなりますよー。きっと今の半額で泊まれるんじゃないかしら。」と。

どうですか、真夏のフェニックス。 朝4時に起きてゴルフをして、昼間は部屋でお昼寝。部屋代半額なり! ‥でも私はやっぱり暑過ぎるのはちょっと苦手です;

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