2003年11月30日 欲しい! デジカメ

1月前デジカメを購入したばかりだというのに、 早くも「次の一台」ゲットに向けて始動を開始したうさぎであります。

どんな写真に失敗が多いって、人物写真ほど失敗の多いものはない。 なので、フィルムフリーなデジカメで、人物写真こそ心置きなく撮りたいなあ、と。

具体的に言うと、うさぎが今一番撮りたいのは「デジカメを構えているチャアの姿」です。 これまでにも銀塩で何枚か撮りましたが、もっともっと撮りたい。 だからいいデジカメが欲しいのです。

チャア

欲しいデジカメの条件は

  1. 人の肌がきれいに撮れる
  2. 被写界深度を浅くできる
  3. ファインダーがデジタルデジタルしていない

といったところ。 でもねえ、売り場に並んでいるデジカメのどれを選んだら、 この条件を満たしているのか、どうして分かるのでしょう。 3番のファインダーは見れば分かるからいいとして、 そして2番も少しいじらせてもらえれば、何とかなるかもしれない。 でも1番の、人の肌がきれいに撮れるかどうかなんて、 どうやって知ればいいのでしょう。 考え始めたときには、本当にどうしたらいいものやら分からず、 ただただ途方に暮れていました。

ところがですねえ、最近急に、スキっとマルっと分かってきたの。
‥ってほどでもないか。 でも、どう攻めたらいいのかがちょっと分かってきたような気がします。

そのきっかけを作ってくれたのは、 のりやすさん。 カメラ方面というと、いつものりやすさんに頼りっぱなしのうさぎですが、 今回もまた救っていただきました。

「なぜうちのデジカメは被写界深度が浅くならないんだーっ!」

と嘆くうさぎに、 師答へて曰く

原因はCCDサイズの違い。 35ミリ換算の焦点距離が同じでもCCDが小さいカメラのレンズほど 実際のレンズの焦点距離が短いでしょ。 焦点距離が短いレンズほど被写界深度が広いから、 同じ35ミリ相当で同じ絞り値でも被写界深度が変わっちゃうんです。
(いつものきりんとうさぎ掲示板より)

おおっ、な〜るほど〜!

‥って、そんな難しいこといわれても、実はよく分からなかったりして^^;。

だがしかし。細部がさっぱり分からなかろうと、 大意だけはしっかりバッチリ掴んでしまうのが、うさぎのすごいところ。 フフン、昔から長文読解は得意だったのさっ! ‥ま、ときどきとんでもない勘違いをしていることもあったりするけれど、 それも愛嬌のうちなのさっ!

‥というわけでうさぎ、賢明にも、上記の中で最も大事なのは、 「CCD」というキーワードであると気付いたのであります。

――え? そんなの誰でも分かるって? ‥放っておいて頂戴っ!

ともかく「CCDって一体何なんだ?!」と思ったうさぎは すぐさまGoogleの検索窓に "CCD"と打ち込みました。 そして、

どうやらCCDというのは、デジカメにとって、
銀塩のフィルムに相当するようなものらしい

という要点(?)を掴みました。

そして、CCDについて調べているうちに、ここでまた新たな用語に行き当たり、 「原色フィルター」と「補色フィルター」というキーワードをゲットしたのです。

これは図らずも、色の再現性、 つまり1番の「人の肌がきれいに撮れるかどうか」に係わるキーワードでした。 要するにうさぎの最も知りたい部分です。

このキーワードをゲットしたあたりからうさぎはもう夢中になりました。 これらのワードを検索窓に打ち込むのに夢中! そうこうするうちにイモズル式にまた別のキーワードに行き当たり、 デジカメの仕組みがおぼろげながら見えてきたというわけです。 どういうスペックのデジカメを買えば、自分の求めているものが実現できるか、 おおよそ見当がつくようになった。

本当に、カメラに関してはスペックって大事ですね。 この間デジカメを買ったときには価格と夜景モードのみにこだわり、 基本スペックなどろくに見なかったうさぎでしたが、 今度買うときには、スペックをよく読んで選ぼうと思いました。

ちなみにうさぎが最初に提示した3つの条件

  1. 人の肌がきれいに撮れる
  2. 被写界深度を浅くできる
  3. ファインダーがデジタルデジタルしていない

は、スペックに置き換えると、

  1. 原色フィルターを使用している
  2. 大型のCCDを使用している
  3. ファインダーに光学式を採用

というかんじになるようです。 でも、2の大型CCDと3のファインダーにアイレベルを使用しているものとなると、 かなりハイスペックらしく、そう多くはないみたい。 しかもそういうものに限って価格が高く、やたら重くてかさばる。

うさぎが思うに、ハイスペック機には

  1. 従来のプロ使用機に近い仕様の普及品
  2. アマチュアユーザ向けのコンパクトデジカメが高級化したもの

という二つの流れがあり、 プロ仕様に近いものがどんどん安くなる一方で、 一般的なデジカメがどんどん高級化してきているように思えます。 ちょっと見には似た形ですが、スペックを見ると、かなり違います。 そして、前者はまだまだ高級品。 普及版も出てきてはいるものの、まだボチボチといったところです。

最近はそれぞれのメーカーが様々な工夫を凝らしているようなので、 必ずしも基本スペックが高い方がいいわけではないかもしれませんが、 スペックに現れない部分の性能については メーカーの言葉を信じる以外、何の保証もないところが不安。 なので、 なるべくなら性能が目に見える形で現われているものが欲しいなあと思ってみたりして。

とまれ、先日のデジカメ騒動は、うさぎとしては衝動買いに近い異例の決断の速さでしたが、 今回はじっくり選ぼうと思っています。 ハイスペック機の価格が下がってくるのはこれから、といったところなので、 買い時はまだまだ先。 なので、欲しい欲しいと叫びつつ、半年一年待つことになるかも‥。 いや、ひょっとしたらもっと‥?

――でもそれでもいいや。
「どれにしようかな〜?」って考えているだけで幸せだから。