【 スカイタイム 】
	
	海外に行く時には、極力現地の飛行機を利用するので、
	JALに乗ったのはドイツ旅行の時が初めて。
	この旅行はうさぎが公募に入選した副賞なので、飛行機を選ぶ事ができなかった。
	
	
	飛行機の中で、さっそくメニューを見ると、飲み物に見慣れない名前がある。
	「スカイタイム」・・・・・JALオリジナル飲料
	さっそくスチュワーデスに注文した。
	見た目は黄緑色で、ちょっとすっぱい匂いがする。
	飲んで見ると、キウイの甘酸っぱい酸味が口に広がる。う〜ん美味しい。
	気に入ったので、飲み物はいつも「スカイタイム」を頼んだ。
	何度も飲むと、ちょっと味が薄い様な気もしてきたが、それでもと〜っても美味しい。
	この、甘酸っぱい酸味がなんとも言えず魅力的だ。
	しかし、ついには売り切れてしまった。
	仕方ない、楽しみは帰りに取っておこう。そう思う事にした。
	
	
	帰りの飛行機では、迷う事なく「スカイタイム」を注文した。
	しかし、「スカイタイム」はなかった。
	えっ、まだ離陸したばかりじゃないか。
	ここでしか飲めないのに、JALオリジナルなのになんで売り切れなの?
	せっかく楽しみにしていたのに。
	しかたなくアップルジュースを注文した。
	アップルジュースは美味しかったが、「スカイタイム」はJALオリジナル。
	ここでしか飲めない。
	ふと考えてみると、「スカイタイム」は日本でしか、積み込まないのだろうか?
	いづれにせよ、楽しみが1つ減ってしまった。
	それでも、こりずに何度か「スカイタイム」を注文してみたが、当然あろうはずがない。
	缶ジュースになっていたので、ぜひ日本で発売して欲しい。
	せめて空港には置いて欲しい。
	まあ、JALに乗らないと飲めないものが、あるのが良いのかもしれないな。
	
	
	今度、JALに乗る機会があったら、絶対「スカイタイム」を頼むぞ。
	いや、「スカイタイム」を飲むためにJALに乗っても良いかな。
	
	
	2001年12月15日 きりん