スペイン語通訳案内士 取得体験記1

2014年2月、通訳案内士(国家資格)を取得しました。

このページは、当時書いていたブログ記事から記憶を掘り起こし、短くまとめたものです。 一次試験までを綴っています。 今後受検をお考えのみなさんのご参考になれば幸いです。

スペインの風車

  1. スペイン語に関する歩み
  2. 通訳案内士受検のきっかけ
  3. 数打ちゃ当たる
  4. 歴史対策
  5. 地理対策
  6. 一般常識対策
  7. スペイン語対策
  8. 最後の二日
  9. 当日・自己採点
  10. 一次結果

スペイン語に関する歩み

生まれて初めてスペイン語を始めたのは通訳案内士を受験する前の年、2012年。49歳のときです。 スペイン語圏で暮らした経験はおろか、残念ながらまだ足を踏み入れたこともありません。

スペイン語学習開始から通訳案内士合格に至るまでの詳しい経過は以下の通りです。 リンクをクリックすると、それぞれの体験記に飛びます。

通訳案内士受検のきっかけ

通訳案内士を受けようと思ったのは、着物にハマったのがきっかけです。 外国からのお客さまを、大好きな鎌倉に着物でご案内できたら、と思ったのです。 お客さまにも貸し着物屋さんで着物を着て頂き、座禅やお茶などの日本体験をしていただいたら楽しいんじゃないかな〜、なんて。

仕事として外国からのお客さまのガイドをするには「通訳案内士」という資格が必要なことを知り、 いつか受けてみようかな、とバクゼンと思い始めました。

ところがある日、公式サイトを見てみたら、 それが試験の申込み締め切り直前! なんだか天の思し召しのような気がして、思わず衝動的に申し込んでしまいました。

それはまだスペイン語を始めて1年もたたない頃のこと。 今から考えると、なんて無謀だったのだろうと思いますが、 その数日前に受けた西検3級の一次が思いのほかできて、気が大きくなっていたんだと思います。

しかもスペイン語のみならず、全部で4教科もある。 それが気になりましたが、合格した教科は翌年試験免除になるらしいし、 もし一教科でも受かったら儲けものだと思ったのです。

※ 詳しくは当時のブログ「通訳案内士3 きっかけ」参照。

数打ちゃ当たる

申し込みから試験まで2ヶ月しかなかったので、最初は教科を絞ろうとも考えました。 現実的には、「スペイン語」と、「それ以外」に分ける感じでしょうか。 今年はスペイン語だけやって、これを確実にとり、他の教科は来年。もしくはその逆。

でも結局、4教科まんべんなくやりました。 なぜそうしたかというと、教科を絞ったところで、それが確実に取れるという自信がなかったからです。 どの教科にも中途半端に手を出して共倒れになるのも怖かったけれど、狙った教科で落ちるほうがもっと怖かった。 なので「数打ちゃ当たる」戦法で行くことにしました。

※ 詳しくは当時のブログ「通訳案内士5 戦法」参照。

歴史対策

通訳案内士対策で、最初に取り掛かったのは、一番苦手意識のある日本史です。 最初の約3週間は日本史にかかりっきりでした。

具体的に何をしたかというと、マンガ、読んでました。 子ども向けの学習マンガってあるじゃないですか。 「マンガ日本の歴史」みたいな。 そういうのを図書館で借りてきて、せっせと読みました。

小学館22巻、 成美堂出版5巻、 集英社20巻。 合計47冊読みました。

マンガといえどもけっこう内容が濃く、続けて読むと、すんごい疲れる。 歴史の流れが分かればいいや、と思って気楽に読んだつもりでしたが、一冊読むともうグッタリ。 最初は一冊読むのに、2時間くらいかかり、最高に頑張っても一日3冊が限度、たいていは一日に1、2冊読むのがやっとでした。

でもおかげさまで、「この人はこんな人」みたいなイメージができました。 西郷さんはガッシリした体格で、「おいどんは〜でごわす」みたいな言葉遣いだとか(笑)。

マンガを読み終えた後は、ハローアカデミーのテキストにお世話になりました。 無料ダウンロードさせていただき、プリントアウトして読みました。 時間がなく、数日かけて最初から最後まで一度読んだだけですが、漫画のイメージが頭に浮かび、わりあいラクに読めました。

※ 詳しくは当時のブログ「通訳案内士6 歴史」参照。

地理対策

地理で最初にやったのは、県庁所在地を覚えることです。 ミニモニのロックンロール県庁所在地で覚えました。

そのあと、これも無料のハローアカデミーのマラソンセミナーにお世話になりました。 地理も、一度しか読む時間はなかったけれど、きれいな風景やおいしそうな郷土料理の写真がカラーでたくさん載っていて、楽しかったです。

テキストに出てきた地名は全て地図でチェックし、片面プリントアウトしたテキストの裏に自分で簡単な地図を書きながら読みました。 地図を県の数だけ書きながら読んだので、北海道から沖縄まで全部読み終えるのに、4日くらいかかりました。

あとよく使ったのが、これまたハローアカデミーの項目別地図帳です。 ハローアカデミーの一連のテキストの中で、一番お世話になったのは、コレだと思う。 国立公園だけが書かれた地図、温泉だけの地図など、いろいろあって、そのうちの一部5、6枚くらい選んでプリントアウトし、よく眺めていました。

地図帳や、温泉ガイドなども購入してよく見ていました。 とくにオススメなのは、 歩きたい歴史の町並。 全国86箇所の重要伝統的建造物群保存地区が載っていて、試験対策に役立ったばかりか、写真がきれい。旅に出たくなります。

海外旅行が趣味で、世界地理には詳しいけれど、国内については異常に疎いわたし。 県庁所在地も知らないところから始めましたが、地理はとても楽しく、本番でも点数が取れたので、満足です。

※ 詳しくは当時のブログ「通訳案内士7 地理」参照。

一般常識対策

これもハローアカデミーのマラソンセミナーと、 同校の校長先生のブログで通訳案内士試験<一般常識の最重要事項のまとめ> を読みました。

一応基礎固めと思い、三日かけていろいろ調べながら山川の現代社会ノートも埋めましたが、 これは試験の点数には直結しなかったような。

それより当日の朝、道端で配っていたESDIC英語能力開発アカデミーの小冊子。 これを見ておいたおかげで、10点は余分に稼げました。

※ 詳しくは当時のブログ「通訳案内士8 一般常識」参照。

スペイン語対策

スペイン語の対策を始めたのは、試験の3週間前。 以下の3つのことをしました。

  1. Todo sobre Japon」を読む
  2. スペイン語で伝える日本」を読む
  3. 24年分の過去問」をやる

最初の二冊を一週間で読み、そのあと12日かけて過去問題をやりました。

12日で24年分の過去問題はきつかったです。 一回分の問題をやるのに1.5時間〜2時間、見直しに3時間。 それを1日2回分。 一日10時間、スペイン語の過去問題にかかりっきり。 更にそれをオンラインレッスンで毎日ネイティブの先生に添削していただきました。 徹底的に自分でチェックしたつもりでも、冠詞のミスなど、けっこう直されました。

過去問は、最初の17年分(1989〜2005年)は、中古で買った過去問題集を使い、 2006〜2012年までは、こちらのページでダウンロードし、プリントアウトして使いました。

時間的にはきつかったですが、面白い問題が多く、楽しかったです。 翻訳って、元の日本語をちゃんと理解してないとできないので、スペイン語に直す過程ですごくいろいろ考えました。

※ 詳しくは当時のブログ「通訳案内士10 スペイン語」参照。

最後の二日

試験当日の前日、前々日の2日間は、邦文の過去問題と 最後に一回分残しておいたスペイン語の過去問題に当てました。

8月に入ってからはほぼスペイン語にかかりっきりだったので、邦文の出来が心配でしたが、 最後に最近のものを5年分やってみたところ、どの教科もコンスタントに合格点の6割が取れ、安心しました。

※ 詳しくは当時のブログ「通訳案内士9 過去問」参照。

自己採点

ところが当日、思わぬ落とし穴が待っていました。

歴史がもう、分からなくて分からなくて・・・。 試験中、泣きそうでした。 考えたところで、知らないものは知らないので、途中で切り上げ、部屋から退出しました。 歴史で無駄にあがくより、次の一般常識の予習を少しでもしたほうがいいと思ったんです。

実際そうして正解でした。 歴史を切り上げて稼いだ時間に見た問題が、けっこう出たからです。 朝、道でもらったESDIC英語能力開発アカデミーの小冊子を見ていたのですが、これが抜群の的中率でした。

自己採点はESDICの解答速報でしました。

  1. 日本地理 80
  2. 日本歴史 56
  3. 一般常識 63

でした。

歴史は合格ラインの60点を割ってしまいましたが、もっと低い点数を想像していたので、むしろこの結果に喜びました。 一般常識はもっと取れていると思っていたのにボーダーギリギリ、地理の高得点は意外。 自分の出来・不出来の感覚はまったく当てにならないことを痛感しました。

歴史は例年に比べ、とても難しく感じたので、ボーダーが下がるのでは、と期待しましたが、意外にもネット上で「歴史が難しかった」というつぶやきが少なく、 歴史は落ちたかな、と思っていました。

ちなみに解答速報は邦文問題のみ。 英語ならともかく、スペイン語の解答速報などあるはずもなく、またあったところで、記述問題がほとんどですから、自己採点は無理だったでありましょう。 スペイン語に関しては、おとなしく結果を待つことにしました。

※ 詳しくは「通訳案内士1 当日の様子」、 「通訳案内士2 自己採点」参照。

一次結果

一次の合格が分かったのは、二次試験の約3週間前。11月15日のことでした。 ウェブ上で知りました。

最初は英語のところを見てしまい、自分の受検番号がみつからず、一瞬気落ちしたのですが、 言語別になっていることに気づき、スペイン語のところを見直したらありました。 やはり歴史、ボーダー下がったんですね。

なにより、スペイン語が受かったのがうれしかったです。

二次試験に関しては、別ページにて。

初稿:2014年9月5日
最終更新日:2014年11月12日

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