ボスニア・セルビア・クロアチア語

世界のgoogleロゴ

 今日のgoogleのロゴ(Doodle)はウルトラマン。クリックするとアニメーションが始まり、そのあと簡単なゲームが楽しめます。

 なんでも円谷英二生誕 114 周年記念だそうです。たった一日のためにこんなに凝ったものを作るって、贅沢ですね。

 というか。今日は七夕なのに、円谷英二の誕生日のほうが重要なんだ?

円谷英二の誕生日を世界で祝う

 ところでこれ、日本限定Doodleよねえ? ひな祭りとか富士山世界遺産登録記念とかと同じで。それとも、この凝りようからして、意外と世界中のgoogleで使われていたりなんか・・・?!

 どうなんだろうと思ったので、世界のgoogleで調べてみました。

 結果、なんと世界中で使われているんですねえ~! ビックリ! googleの国・地域バージョンは180以上あり、全部クリックして調べたわけじゃありませんが、イスラム諸国を含め、ほとんどの国が今日このDoodleを採用してるようです。

 今日のレッスン相手であるセルビアの先生にもセルビア版で動作を確かめてもらいました。

セルビア語のポップアップ

 「セルビア語でポップアップが出るけど、日本人の名前みたい。Еиђија Цубурајеって誰?」と言うので、「円谷英二っていうのはね、ウルトラマンっていうこのロゴにあるスーパーヒーローのエイリアンを創造した人で、昔、子どもたちにすごい人気の番組で・・・」みたいな説明をしましたが、正確さに欠けましたかね。まず「特撮の神様(the pioneer of Japanese special effects)」とでも言うべきだったか??

 とまれ、自国のサブカルチャーが世界中で親しまれているというのは、日本人として悪い気はしません。

 先生によれば、セルビア特有のDoodleなんて、みたことないそうです。セルビアは人口720万人の小国。さすがにその程度の人口向けに固有Doodleを用意することはできないのでしょう。

 なんだかんだ言って一億3000万という世界有数の人口には大国のスケールメリットがあり、クリエーターの数も多いだろうし、文化的影響力も強いんだなあ、と思いました。

円谷英二の誕生日を祝わない国

 ところで、ほぼ世界共通のこのDoodleも、使っていない国があります。

 どこだと思いますか?

 

 

 

 答えは、韓国中国です。(※ 香港台湾は除く)

 ご近所に限って、使っていない。

 「ああそういうことか」と思いました。

 離れた国とは利害関係がないから、友好を保ちやすい。

 近隣の国同士は利害関係が発生しやすく、仲良くやっていくのは難しい。

 セルビアだって近隣諸国とはトラブルだらけですから、日本が近隣諸国とトラブるのも致し方ないことかもしれません。でも領土問題の因縁をgoogleのロゴにまで持ち込まなくてもいいのに・・・。

 もし日本のgoogleが率先して中国や韓国固有のDoodleを採用したらどうだろう?とちょっと思いました。

 たとえばこんなのはどう? あと韓国のこれとか。かわいくない?

 それぞれのDoodleをどこの国で使うのか、誰がどういうふうに決めるのか分からないけど、検討してみて欲しいです。

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