スペイン語

スペイン語で多読。Lola Lago detective

 スペイン語のGR(Graded Readers グレーデッドリーダーズ、スペイン語で)・デビューを果たしました(西:Lecturas graduadas)。

 読んだのは、レイラさんのブログで教えていただいた女探偵Lora Lagoが主人公のシリーズです。全部で7巻。

 最初普通に読んだときはまだ難しいと感じましたが、付属CDをiPodに取り込んで聞き読みしたら、すごーくラクに読めました!

 たぶん音に助けてもらえるからラクなんだと思います。ナチュラルスピードなので、音だけだったら聞き取れなかったと思いますが、そこは逆に文字に助けてもらい・・・^^;。いいとこどりでした。

 聞き読みっていいですねー。あらかじめかかる時間が分かるのもいい。自分のペースで読むと、どれくらい時間がかかるか分かりませんが、聞き読みだとiPodに表示されている通りの時間で終わる。予定がずれる心配がないので、安心です。

 聞き読みで自信がついたので、最後の一冊だけ普通に読んでみましたが、本に慣れたせいか、それほど難しいと感じることなく読めました。

 「まだちょっと難しい」と感じたら、聞き読みを試してみる。オススメです^^。

 レイラさんも書かれている通り、このシリーズ、CDの出来がものすごく良いです。速いけど聞きとりやすく、いかにもスペイン~!という雰囲気に溢れていて、本当に聞いてて楽しかったです。

 セリフが生き生きしているし、音楽や効果音もあって、臨場感たっぷり。何人で読んでるのか分からないけど、登場人物の一人ひとり、みんな声や話し方が違う。出身地方によっては、イントネーションまで違う。こういう違いは、文字を読むだけでは分からない、音の醍醐味ですね。

 同じ内容でも、音は文字より情報量が多い。声音とか抑揚とかイントネーションといった文字にはない情報が音にはある。だから聞き読みはラクなんだと思います。今どんな状況かがすぐ分かるから。今誰が話しているのか、どんな気持ちで話しているのか、それが瞬時に分かるのが、音の魅力です。

 一話完結なので、物語的には、どれから読んでも大丈夫のようでしたが、本によって難易度が違うので、難易度の低いものから順に読みました。

 でも、それほど差はなかったかなー。後になるにつれ、語彙が若干難しくなってきたかも、ですが、「そんな気がする」程度。文法的には現在形・現在完了メインから、過去形・過去完了がメインになってきますが、最初の一冊でも過去形が少しはありました。

 総語数はごく大雑把にいって、一冊5000語~10000語くらい。7冊全部で5万語くらい。5万語かあ・・・けっこう読んだなー。一冊で5万語あると、読んでも読んでもまだまだある感じですが、7冊に分かれていると、いつの間にか読めちゃいますね^^。

 内容的にはそんなに凝ったトリックは出てこないので、探偵小説だけど推理小説ではないかんじですが、あらすじがシンプルな分、人物描写がきめ細やか。

 ロラの依頼人はなぜかたいてい美形。ロラの相棒の二人は、おじさんルックスなのになぜかモテるパコと、イケメンなのに女性恐怖症のミゲル。

 GRですから学習者向けに書かれたものではありますが、会話も軽快で、小説を読んでる~っていう気分になれました。CDはちょっと映画みたい。二度読んでも面白かったので、今後も読み返そうと思っています。

 まだ始めたばかりのスペイン語で、こんなに楽しく本が読めるなんて、ほんとに嬉しい! こんな本を紹介してくださったレイラさんに、感謝です!! 

Lola Lago detective
Lola Lago detective

 Lola Lagoシリーズ(CDつき):

 A1、A2、A2+、B1というのは難易度です。英語GRとの比較で言うと、A1=レベル1、A2=レベル2、B1=レベル3くらい。

 CDはスペイン書房の紹介ページで試聴できます(「CD音声のサンプルはこちら」というところをクリック)。

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