タイ語

タイ語 いまのところ

タイ語5つの声調
タイ語5つの声調

最近、タイ語にハマっています。

ことの発端は、先月、独検合格のご褒美に(合格発表まだだけど^^;)「タイ語の目」というタイ語テキストを買ったこと。今までタイ語を勉強しようと思ったことは特にありませんでしたが、書店で見かけたこのテキストの装丁や色使いがタイっぽくて素敵だったので、唐突にタイ文字というものに興味を惹かれたのです。だいたいわたしが新しいことを始めるときっていうのは、そういう、本質から離れたきっかけから始まるんですよね^^;。

だから最初はタイ語の文法や単語まで学ぶ気はなく、とりあえず文字が読める(どんな発音かがわかる)ようになることが目的でした。まあようするに、あの素敵な文字に軽く係わってみたかっただけなんですよね。

でも、テキストを読み始めてすぐ、それだけでは物足りなくなってきました。なぜ物足りなくなったかというと、何かと忙しい年末だから(笑)。忙しいときに限って何かにハマるのがわたしのパターンで、ハマってしまったものは仕方がない。「タイ語の目」の姉妹テキストである「タイ語の耳」、フランス語でもお世話になった「CDエクスプレス タイ語」と次々にテキストを買い足し、いっちょ本格的にタイ語モードに入ることにしました。

‥で、今回は最初に、何が難しくて何がラクなのか、最初にザッと見渡してみることにしました。独検後に小さな入門書でドイツ語世界をざっと見渡した経験が良かったからです。フランス語のときには、何も分からないまま、最初から遮二無二食らいついてしまいましたが、その言語の何が難しくて何がラクなのかが分かると、今後の見通しが立ってすっきりするんですね。どこに力点を置き、どこで手を抜くか、自分なりの方針も決められるし。

そこでとりあえず、タイ語に関して本を何冊か、サラッと読んでみました。「覚えよう」とか「身につけよう」という野心は抜きにして。←ココがポイント!

そしたらねえ、確かに見えてきました。タイ語は文字が厄介なので、とっても難しそうに思えるけれど、その分文法がシンプルなんだってことが分かりました。それと、文字体系が複雑なのは、サンスクリット語との互換性を保とうとした結果なのだということ!

ああ、サンスクリット、なんて魅力的な響き♡ 広い地域に流布した古典語に通じるものがあるっていうのは、ものすごーく魅力的なアドバンテージです。だって、タイ語をやっておくと、後々世界が飛躍的に広がる可能性があるってことでしょ? フランス語がなぜ面白いかって、フランス語自体の魅力もさることながら、ラテン語に近いっていう位置的なものもある。いますぐ何がどうなるってものでもないけれど、そのうちとてつもなく面白い世界に繋がりそうな気がしてワクワクするのです。サンスクリット語やクメール語の影響が大きいというタイ語も、後々、なにかものすごくいいことありそうな~?? これはもう、宝くじつき預金のようなもので、世界の一部で通じるだけでも充分学ぶ価値があるのに、そこからまた世界が広がるかもしれないときては、こりゃ、年末じゃなくてもやりたくなるでしょう♪

‥で、皆が口を揃えて難しいと言う(?)タイ文字ですが、これも、ちょっと先が見えてきました。なんかねえ、テキストを見ると、綿々と説明が書いてあって、とても理解できそうにない気がするのですが、文字たるもの、基本的な規則さえ覚えてしまえば、例外を除く9割以上は読む(どんな発音かがわかる)ことができる。

‥いや、覚えなくたって、規則表さえあれば、読める。更に、辞書をひけば、意味だって分かる‥!

そこに書かれている意味など考えず、ただきれいだな、と眺めていた頃はよかったタイ文字も、いざそこから意味を読み取ろうとすると、そのずらずら並んだ見慣れない形の羅列にボーゼンをするばかり‥。一体こんな文字をすらすら読める日が本当にいつかくるんだろうか??と一時は弱気になりましたが、なんの、別にすらすら読めなくたっていいじゃん! 時間をかければとりあえず意味が分かるだけでもすごいじゃないか、と思ったら、なんだかやっていけそうな気がしてきました(単純^^;)。

ただ、それには手軽に参照できる規則表がなくては。「最低限これさえ分かればおおよそ口に出して読める」くらいの基本的な規則の一覧が、一度に見渡せるくらいの大きさで手に入ればいいなあ、と思い、試行錯誤の末に作り上げたのが、3枚の表と、1つの図です。子音字の読み方と辞書での配列、母音字の読み方、それに声調の規則。これさえ組み合わせれば、とりあえず読めるはず!

子音表
母音記号表

発音を知るには、子音表で子音の音を調べ、母音記号表で母音の音を調べればよい。
声調は、子音表で子音のクラス(高子音中子音低子音)を調べ、更に声調表で声調記号や節の種別を調べて5種類のうちのどれかを探り当てる。一部の例外を除けば、これで発音と声調が揃うわけです。

声調表

ここでは縮小表示していますが、印刷して使えるよう、元ネタはある程度の大きさにしてあります。とはいえ、全部あわせてもB4版に収まる程度の大きさ。画用紙に貼り合わせてトイレにでも貼っておけば、これであなたもわたしもタイ文字通♪

‥なーんて、何度も書き直しているうちに、7割方覚えてしまいました^^。一週間前にはまるで読まれるのを拒絶しているかのように感じられた文字の羅列に、ほんのすこし、とっかかりが見えてきたような‥?

ところで、最近考えていること。

一般的には外国語学習に終わりはありませんが、自分なりの到達点というのは、もしかしたらあるのかなあ、と。よくよく考えてみると、わたしはフランス語であれ何語であれ、とことん上手くなりたいというほどの大志があるわけでもないんですよね。

たとえば、フランス語の童話や簡単な大衆小説が気軽に読めたらいいなとは思いますが、難しい文学作品や新聞は読めなくても構わないし、先日テレビでルグリがレッスン指導をしていて、ああ、字幕がなくてもこれが全部分かったらどんなに素敵かしら♡とは思ったけれど、シラクのスピーチをフランス語で理解したいとまでは思わない。身の回りのちょっとしたことがフランス語でサラッと言えたら嬉しいけど、政治や経済の話題を論じようとも思わない。

つまり、大人並みのフランス語でなくても全然構わないんです。単語レベルでいえば、あんまり早熟でない9歳くらいの子が知ってる程度の単語が分かれば、それでもう充分かな、と。

検定試験は4級が受かれば3級、3級が受かれば次は2級、と、つい欲が出ますが、1級までとらなくちゃいけないかっていうと‥。もしかしたら、2級程度でもいいのかな、って。まあ、英語にせよフランス語にせよ、準1級以上というのは受けたことがないので、自分なりの目標点が2級に匹敵するのか、もっと上なのか分かりませんが、フランス語や英語に関してはそろそろ、自分の興味のあることだけやっていく、というのもアリかなあ、と。

‥って、日記に「仏検準1級合格を目指し」なんて書いちゃったことでもあるし、仏検についてはまだどうするか迷っているんですけどね。とりあえず、1月の英検は見送り^^;。

ネネ、チャア、あんたたちを置いて敵前逃亡する志の低い母を許して!!

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