多言語

国連公用語が6つ話せたら その後

 7年前、こんな記事を書きました。

 その記事の最後に、こんなことを書きました。

還暦まであと7年。それまでに目鼻がつけられないかな。

 一つ一つの言語のレベルはそこそこでいいから、世界中の人々とおしゃべりできるようになりたいです。

https://www.kiriusa.com/un-official-languages/

 そして先月、わたしは還暦を迎えました。さて7年前の野望は達成できたでしょうか?

野望は達成できたか

 結論から言うと、「目鼻がつけられないかな」という部分は達成できたと思います。国連公用語6つをどれも始めることができたからです。当時放置していた言語も、2019年から21年にかけて、10言語同時学習の形で復習することができました。

 けれども、国連公用語の6つ全てにおいて「世界中の人々とおしゃべりできるように」までは至っていません。


 国連公用語は、英語、フランス語、スペイン語、アラビア語、ロシア語、中国語の6つです。

 このうち最初の4つは7年前にすでに既習言語で、英語、スペイン語、アラビア語の3言語においては7年前、ある程度話せるようになっていました。

 最後の二つ、ロシア語と中国語に関しては、ロシア語は若い頃「齧ったことがある」程度、中国語は始め方さえ分かりませんでした。

 7年経った今、ロシア語は露検2級レベル、おしゃべりが楽しめるようにもなりました。昨年訪れたジョージアでも、ロシア語で簡単な用を足すことに不便は感じませんでした。

 一方、中国語で会話するのはまだ無理です。挨拶以外は何も言えない、聞き取れない。でも7年前は始め方も分からなかった中国語を曲がりなりにも始め、あまつさえ検定試験まで二度クリアしました。学習はすでに軌道に乗っていると言えると思います。

今後の野望

 現在の会話スキルを並べると以下の順になります。

英語 > スペイン語 > アラビア語 > ロシア語 > フランス語 > 中国語

 中国語は「せめてフランス語くらい話せたら・・・」と思うし、フランス語は「せめてロシア語くらい」、ロシア語は「せめてアラビア語くらい」・・・といつも思います。

 なので今後の野望は、それを達成することです。それぞれワンランクずつ引き上げる。

 中国語がフランス語程度、フランス語がロシア語程度、ロシア語がアラビア語程度、アラビア語がスペイン語程度、スペイン語が英語程度に話せるようになり、そして英語がもっと上達したら・・・、なんて考えると夢みたいです。実現したらものすごく嬉しい٩(๑>◡<๑)۶

 もし英語以外の5言語が今の英語程度に喋れたら・・・?、なーんて想像すると血が騒ぎます。そんなに喋れたら、ひょっとしてポリグロットと呼べるんじゃ・・・?、なーんてね^^;

 英語だけ見ると全然ダメな気がするのに、英語以外の言語から仰ぎ見ると、自分の英語力は憧れの対象。やけに素晴らしい気がするから不思議です。


 国連公用語の6言語だけでなく、こんな言語もやってみたい、あんな言語も・・・と夢はとめどもなく広がります。でも今後、どこまでできるかは分からないな、とも思います。最近とみに「年をとったなあ」と感じるからです。

 まず一番衰えを感じるのが「目」です。わたしは年齢に比して割と目が衰えていないほうだと思いますが、それでも裸眼では、小さな文字がぼやけて読めません。

 頭の働きも以前より鈍くなった気がします。いつも頭にモヤがかかっているみたい。感覚が鈍く、生きている実感が薄い。自分の人生なのに、なんだか映画か何かを観ているみたい。いまいち現実味がない。

 気力も弱いです。何に取り掛かるにも「ぽわーん」とした感じ。とことん夢中になることが、ここ数年ありません。

 今後どこまで進歩できるのか。・・・いや、進歩どころか、後退を食い止めるのが精一杯かもしれません。

 でも、達成できるかどうかは別として、目標があるって大事。ロシア語と中国語を始めることができたのは、7年前に「還暦までに目鼻をつける」という野望を抱き、それがいつも頭の片隅にあったおかげだと思います。

 じゃあ、次の野望にも区切りを設けたらどうだろう?

 ・・・そうだな、では古希(満70歳)までに、中国語は今のフランス語レベル、フランス語は今のロシア語レベル・・・というように「今より一つ上のレベル」に引き上げるのを目標にしようと思います。

泣きたくなるような光の洪水。
完成したら再訪したいです。
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