多言語

危険に遭遇したときのとっさの一言

 インドネシア語を始めて約2週間。インドネシア語で新しい表現を覚えるたびに「これアラビア語でどう言うんだっけ?」と確認します。するとときどき「・・・ガーン・・・! い、言えない・・・」という場面に遭遇して焦ります。もう2年近くもアラビア語をやっているのに!! あと一月半で、学校卒業するのに! こんな簡単なこともいえないなんて!! けっこう「抜け」というか「穴」があるんですねえ。

たとえば、

  1. 危険に晒され、誰かに助けを求めるとき。
  2. 危険に晒されている誰かに、注意を促すとき。

つまり日本語なら:

  1. 助けて!!
  2. 危ない!! / 気をつけて!!

という表現。こういうの、アラビア語でなんていうんだろう? よく考えたら、知らない~~!!
こういう非常事態の必須単語こそ、とっさにすぐ言えるようにしておかなければならないのに。

始めてまだ2週間のインドネシア語でもこのくらいは言えます。

インドネシア語:

  1. Tolong ! (トロン!!)
  2. Awas ! (アワス!) / Hati-hati ! (ハティハティ!)

ちなみに英語だと:

  1. Help ! (ヘルプ!)
  2. Watch out ! / Look out ! (ワチャウ! /  ルカウ!)

フランス語では:

  1. Au secours ! (オ・スクール!)
  2. Attention ! (アタンスィオ~ン!)

ドイツ語では:

  1. Hilfe ! (ヒルフェ!)
  2. Vorsicht ! (フォアズィヒト!)

ロシア語では:

  1. Помогите ! (パマギーチェ!)
  2. Осторожно ! (アスタロージュナ!)

さて、アラビア語では??

どう考えても知らないので、新年早々、先生にメールで尋ねてみました。(原文はアラビア語)

先生、あけましておめでとうございます。先生に2つ質問があります。

1.もしアラブ諸国で危険さらされたら、なんと叫んで助けを求めればよいでしょうか?
2.先生の前に大きな穴があいていて、先生はそれに気づいていらっしゃらなかったら、なんと叫んでお知らせすればよいでしょうか?

おお! なんと簡潔なメール!! 

果たして先生からの返信は

あけましておめでとう。君がアラブ諸国で危険に遭遇しないことを願いますが、そういうときにはこう叫べばよいのです

1. ! ساعدوني
2. ! انتبه

先生優しい~!

アラビア語:

  1. ! ساعدوني (サーイドゥーニー!)
  2. ! انتبه(インタビハ!)

 ほほ~、なるほど~!

 1は「手伝って」という意味でおなじみの表現。緊急度の高い時の「助けて」にも使えるんですね!

 2はお初の動詞。نبهの8形で「気をつける」という意味のようです。

 アラビア語学校卒業まであと少し。その間にこうした穴を一つ一つ埋めていかねばなりません。


 ちなみに下の写真は、現在わたしが主に使っているインドネシア語学習ツール。茶色いのは辞書です。先日注文した辞書が届いて、嬉しくて嬉しくてたまらない~! 表紙はもともと赤いのですが、紙なので、皮っぽい風合いのビニールカバー(昔使っていた日記のカバーを再利用)をかけて、大事に使っています。

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