アラビア語

アラビア語学校の日常18 学校通いのいろんなオマケ

 卒業生クラスももう16回目、残りはあと4回。卒業前に感じた寂しさを今もう一度感じています。わたしがこの学校を好きなのは、授業の質のみならず、いろんなオマケがついてくるからです。学校に行きさえすれば、何か必ず面白いことが待ってる。今回も、授業以外に様々なオマケをもって帰ってきました。

オマケ1:アラブの子育てが見られる

 わたしの学校には小さなお子さんをお持ちの先生方(夫婦)がいて、学校で子育てしています。先生のお子さんはお目目が落っこちそうに大きくて、とっ~てもカワイイ♪ ついちょっかいを出して、いろんなものをあげたくなってしまうのですが、あんまり甘やかすと子どもの教育上よろしくない・・・とは思いつつ、ときどき失敗してしまいます。

 たとえば昨日、職員室前のラウンジで、寒天ゼリーをテーブルの上に置いたまま、友だちとのおしゃべりに夢中になり、ふと気づいたら寒天ゼリーを剥いたあとのビニールの小袋の山が・・・! 見れば、先生のお子さんがせっせと寒天ゼリーを食べていました。一体一人でいくつ食べたのやら・・・。「ちょっと食べすぎ! もうおよしなさい」と言ったら(先生のお子さんは日本語がわかる)、残りのゼリーからピンクばっかり2つ3つささっと握ってちゃっかり自分のお大事袋へ^^;。いつもはそんなに食いしん坊さんではないのですが、そういえばアラブ人は例外なく寒天ゼリーが大好きだって、誰かが言っていたのを思い出しました。

 あとで先生が迎えに来たとき謝ろうと思い、頭の中でアラビア語を組み立てはしたのですが、叱られそうで怖くて(自分が^^;)ついに言えなかった・・・(-_-;)

 遅ればせながら、ここで謝っておこう^^;。

أنا آسفة، لقد أكلتْ بنتُكِ هذا الحلوى. هو حلال ولاكن أظنُّ أنه كثير بِنسبةِ لها. لم أشاهدها جيدةً، فآسفة لك
(ごめんなさい。お嬢さんがこのお菓子を食べてしまいました。ハラールではありますが、お嬢さんにはちょっと多すぎたかも。よく見てなくてごめんなさい)

オマケ2:思わぬ人に会える。

 学校に行けば、誰かしらに会えるのはいつものことですが、昨日はなんと、リームさんがいた~~~~~♡♡♡

 あの可愛いリームさんが、なんとジャン言葉(横浜弁)で喋ってた~~~~!

 「~~じゃん?」とか言ってるリームさん、超カワイイ♡♡♡

 ときどき思い出してはニヤニヤしてしまいますぅぅぅぅ

オマケ3:友だちとの会話から思わぬ発見をする。

 アラビア語には素朴な疑問点がいっぱいあります。自分だけだと「そういうものだ」と思って通り過ぎてしまいがちなことでも、友だちと「あれってどうしてなのかなあ?」などと言い合っているうちに、様々な発見をします。

 たとえば昨日は、太陽文字と月文字についての話になりました。太陽文字と月文字の違いは、アラビア語を学んでいる人なら誰でも知っているくらいの初歩の初歩ですが、実は間違わずにちゃんと言い分けられる人は意外に少ない。なんでこんな区別があるんだろうね、という話になって、「要するに ل (ラーム)を発音した後で舌の移動が難しい文字は太陽文字になるんだよね」と級友が言うので、帰りの電車の中ではずーっと、いろんな名詞に定冠詞をつけて口の中で発音していました。

 どうやら、舌を口の中のどこかに打ち付けて発音する文字はシャムシーヤ(太陽文字)になるみたいですね。「 ج (ジーム)は太陽文字でもいいんじゃないか」という話もあって、そういえばわたしが間違える筆頭も「 ج (ジーム)」だなあ、と思ったのですが、何度もやってみると「ジーム」はどこにも舌を打ち付けない。「 ذ (ザール)」や「 ز (ザーイ)」と発音し分けるのが難しいとも感じていましたが、舌の位置がけっこう違うんだ、ってことに気づきました。

 ・・・あっ、また長くなってしまいました。復習編はまた別の記事として書きます。

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