英語

スラスラがサラサラに変わるとき

 外国語を学んでいると、たまに不思議な瞬間に出会います。いつもは追いかけてもなかなかつかまらない言語が、ふと向こうから近づいてきて、自分を包み込んでくれるような瞬間に。

 最近、英語の多読でも、それが起こりました。いつもは、単語の一つ一つをしっかと目で掴んで理解していく感じなのに、その日は、英文の表面だけ撫ぜてる感じ。サッと目を走らせただけで、文全体、あるいは節ごとのかたまりが一度に頭の中に入ってきて、自然に意味が構築される感じがしました。

 それはもともと「これならスラスラ読める」と思っていたレベルの本でしたが、いつものスラスラとは全然違う。スラスラというより、サラサラ読めた感じ? 「あ、もしかして、今まではけっこう『頑張って読んでいた』のかもしれない」と思えるような、ラクな読み方でした。

 昨日も途切れ途切れでしたが、同じような感覚で読めた部分がありました。昨日読んだ本はちょっとつっかえるような部分があり、一度つっかえると、フッとそのモードが解けてしまうのですが、しばらくするとまたそのモードに入り、またつっかえては夢から醒め・・・の繰り返し。

 もしかして、本当の多読って、こういうのかなぁ?、と思いました。

 実はいままで不思議だったんです。分速200語で読む人の話などを掲示板で見ては、一体どうしたらそんなに速く読めるんだろう、って。

 多読では、分速100語以上の読書速度が推奨されているのですが、わたしは読むのが遅く、スラスラ読んでいるときで、1時間に6000語程度。つまり最高に速くて分速100語程度だったのです。だから、分速200語なんて、自分にはありえない話、と思っていました。

 でも、今回、もしかしたらそれに近い速度で読めていたかもしれない。時間は測っていないので正確には分かりませんが、体感的に、サラサラ~~~~~っと、アッという間に一冊読み終えた感がありました。

 ・・・って、今ごろそんなこと言ってるの~? そんなの多読では当たり前! の世界かも?ですが^^;。

 でもわたし、今回初めて、そういう読み方ができたんです。110万語読んで、やっと多読のスタート地点に立てた。ここから本当の多読が始まるのかもしれません。

 100万語達成の記事に「英語との距離感をうまくとれるようになった」「最近は、読むより聴くほうがラク」と書きましたが、この読み方なら、読むのもラク。「読む」が「聴く」に追いついてきたのかな?不思議ですねえ。ちょっと前までは、むしろ「聴く」ほうが苦手だったのに。あ、それとも、「聴く」ほうでもまだまだサプライズがあるのかな?(ワクワク♪)

 英語多読は現在、112万語。最近はフランス語をメインに考えているので、英語多読は、気分転換に読む、「おやつ」みたいなもの。或いは、寝しなに1時間くらい時間がとれたとき、「今日もいろいろ頑張った」と一日を振り返りつつ読む、「自分へのご褒美」でしょうか。

 でもその分、「100万語読むぞーー!」と気合を入れていたときより、肩の力がいい具合に抜けている気がする。難しいものは読む気がせず、1時間くらいですぐ読み終わる程度の長さの、平易なものを、気楽に読んでいます。

 その気楽さが、今回のマジックの立役者かもしれません。まだこのマジックの世界を垣間見ただけですが、今後これが、わたしにとっても「当たり前」になってくるといいなあ、と思います。

遅ればせながら、うちの今年のバレンタインデー。無印良品のキットを使って作りました

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