アラビア語

アラビア語で喋ってみた

 チュニジア2日目の昨日はバルドゥ博物館と旧市街へ出かけました。

 観光客相手の店を除くと、ここではあんまり英語、通じないみたい。お陰さまでアラビア語が大活躍です。

 ただ、外国人がアラビア語を話すとは思わないらしく、最初の一言が通じにくい。二言三言アラビア語で言ってみて初めて、わたしがアラビア語で話していることに確信が持てるようです。

 旧市街近くで若い女性に道を尋ねたときは、隣にいたお友達に「これアラビア語だよね?」と確認してからアラビア語で答えてくれました(笑)

 また、カフェに入ったときのこと。お客は西洋人ばかりだったけれど、メニューがアラビア語だったので、てっきりここはアラビア語しか通じないものと思い、こっちがアラビア語で質問しているのに、なぜかお店の人の返答は終始フランス語。

 しかも、こちらも、先方の返答がフランス語であることに気づかず、ずっとアラビア語で話し続け、「あれ、向こうフランス語だった」と気づいたのは、注文を終えてから(笑)

 話は噛み合ってるから問題ないっちゃないんですが、ヘンなの~!

 まあ、そのカフェに入ったのは、歩き疲れて娘も夫もグッタリしていた時だったので、何であれ、家族のお役に立てて良かったなと思いました。


 でも時には余計なお節介なことも。

 ビザンチン時代のモザイクで有名なバルドー美術館で、館内ガイドさんが英語でずっと説明してくれたのだけれど、時々英単語を忘れて言葉に詰まるので、アラビア語で確認していたら、そのうち何語で喋っているのかお互い分からなくなってきて、あとから娘に文句を言われてしまった。

 「ガイドさん、せっかく英語で喋ってくれてるのに、アラビア語にしないでよ。全然分からないじゃないの」って。


 また、言葉なんて何するものぞ、と思ったのが、タクシーに乗っていたとき。

夫が運転手さんに日本語で話しかけ、なぜか通じているようで、二人で談笑していた(^O^)

パパ、偉大すぎる・・・」と娘が一言。確かに偉大だ・・・。

 たぶんこの人、アラビア語もフランス語も、もしかしたら英語すら喋らなくても、この国でろくに困ることなく、暮らせるんだろうなー。

 こんな家族の役に外国語で立とうなんて、おこがましいのかも、と思った一幕でした。

バルドー美術館にて。
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